信州大学と県立こころの医療センター当該分野において協定を結ぶ
2016年10月21日連携大学院教育に関する協定を、長野県内の精神医療水準向上のため、信州大学及び長野県立こころの医療センター駒ヶ根と結ぶと、長野県立病院機構が発表しました。
これにより、当該分野での研究の進展及び人材の育成による、長野県内においての精神医療水準向上等を図っていくのです。
なお、長野県内においてこのような連携大学が置かれるのは初めてとなります。
認知症分野等での研究を進めていく
認知症はその進行によって、認知力の低下や精神及び行動的な症状を呈していき、加齢等の多様な要因によって発症します。また、この当該疾患に対する治療はその進行速度を遅らせるもの等と対症療法でしかなく、実際のケアでは認知症特有の症状を踏まえなおかつ個々の症状に適したものが、行われる必要があるのです。
そして、こうした実際のケアや根本的治療を模索する研究を行っていく際には、症例に代表されるようなより多くの蓄積されたデータが必要となってきます。
一方で、平成19年からこころの医療センター駒ヶ根は、当該分野やメンタルヘルス分野等にてデータの蓄積等を行ってきました。
その上で今回、信州大学と手を組むことで連携大学を設置し、当該病院の有する蓄積データを生かし認知症分野等における研究を行っていくのです。
ハイレベルでより専門性の有する人材の育成を狙って
加えて今回の連携大学の設立により、信州大学大学院博士課程にて学びつつ、こころの医療センター駒ヶ根にて実際の現場に立つことが可能となります。
こうしたことから、臨床にて実際の症例に触れつつこれに基づいた研修や研究体制の構築や、博士号の取得が可能であることから、より専門的で高度な人材の育成が図れるのです。
こころの医療センター駒ヶ根と信州大学が連携大学院教育に関する協定を締結します
http://www.pref-nagano-hosp.jp/