運動時の心拍上昇を抑える働き
カルピス株式会社発酵応用研究所は、第12回アジア栄養学会議において「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物が、運動時の心拍上昇を抑え、運動による筋損傷の程度を軽減させると発表した。
なお「ラクトトリペプチド」はカルピス株式会社の商標で、カルピス社が発見した発酵乳由来のペプチドの総称。血圧低下作用や血管内皮機能改善作用など、循環器機能に対してさまざまな作用が確認されている。
試験内容と結果
運動習慣のない40歳から74歳の健康な男性14名(平均年齢53.1歳)が2つのグループに分かれ、運動開始前30分と運動後30分にそれぞれ「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物を含むタブレットと、含まないタブレットを摂取した。
その結果、「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物を摂取したグループが、運動時の心拍数上昇が抑えられたことがわかった。同様に、翌日の筋損傷の程度が軽減していたことも確認された。
以上から、運動をする際に「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物を摂取すると、身体への負担を軽くすることができることがわかった。カルピスは、運動への習慣化に役に立つ可能性があるとしている。
運動不足で毎年5万人が死亡
少子高齢化がすすむ現代社会においては、シニア世代がいかに健康で自立した生活を送れるかが大きな課題となっている。
厚生労働省は、介護の必要となる主な原因のひとつに「関節疾患」をあげ、運動機能を持続させるために継続的な運動が重要であるとしている。
退職してから特に運動をしていない、という人も多いと思うが、日本では運動不足が原因で毎年5万人が亡くなっているというデータもあり、平均寿命と健康寿命の差をどう縮めるかが今後の課題だ。

カルピス株式会社 プレスリリース
http://www.calpis.co.jp/corporate/press/nr_00765.html