東南アジアの二輪車市場拡大に対応
2013年12月の調印により設立されたMagneti Marelliとヒーロー・モトコープとの合弁企業は、インドのマーネーサルにおいて二輪車用エンジン制御システムの生産工場をオープンした。
新しい工場では、主にインドの二輪車市場に向けた、パワートレインと燃料噴射技術の生産に特化したソリューションの運用を行う。
2014年のヒーロー・モトコープの二輪車生産は664万台以上を計上しており(2013年を8%上回る)、東南アジアでは、オートバイユニットの販売台数が毎年1500万台となる見込みだ。
エンジン制御に関するソリューション
Magneti Marelliとヒーロー・モトコープの合弁企業の主な目的は、エレクトロニクスの付加価値を利用した二輪車や三輪自動車のエンジン制御のための高度なソリューションに対するポートフォリオを構築し、利用可能なソリューションの技術レベルを高めることである。
契約の範囲には、「ライド・バイ・ワイヤ」などの電子エンジン管理に関して合弁事業に利用できるMagneti Marelliの革新的なソリューションも含む。
Magneti Marelliの最高経営責任者(CEO)である、Eugenio Razelli氏は次のように述べた。
「我が社にとって、インドにおけるヒーロー・モトコープとのパートナーシップは不可欠なものです。我々は、世界で最も重要な二輪車市場の1つに技術的な革命をもたらす可能性を持っており、よりよいモビリティ、市場における素晴らしい結果、適合したイノベーション、品質と手頃な価格を目指しています。」(Magneti Marelli HPより引用)
インドにおける存在感の強化
この新工場の開設で、Magneti Marelliは、2007年から10の工場とともに産業の周辺地域に増殖したインドにおいて、既にある大きな存在感がさらに強化されることとなる。
6つの工場は、サスペンション部品、電子制御ユニット、パワートレインシステム、吸気マニホールド、排気システム、計器クラスタ、およびボディ・コンピュータの分野で活況を呈している北部(ハリヤーナー州マーネーサル)において運用されている。
また、3つの工場は、照明システム、吸気マニホールドやペダル、排気、ショックアブソーバの分野に関して、プネー地域で運用され、1つの工場は、排気システムの分野に関して、チェンナイで運用されている。
(画像はプレスリリースより)

Magneti Marelli Press Release
http://www.magnetimarelli.com/