一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会のワークショップ
一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会は、学校法人品川女子学院に在籍する中等部・高等部の学生248名に向けて、ユニバーサルマナー検定のワークショップを実施する。
障害者や高齢者への手助けや声がけに自信がない中高生は82%
2015年2月中旬、同協会は品川女子学院に通う中学1年生から高校2年生の約1,000名にアンケートを実施。
その結果、「困っている障害者や高齢者を日常生活で見かけた」中高生は約60%、「障害者や高齢者への対応の習得は中高生のうちに必要だと思う」と回答したのは92%だった。
一方で、障害者や高齢者へ自信を持って手助けや声がけをすることについて、82%が「自信がない」と答えている。
ワークショップの内容
ユニバーサルマナーとは、障害者や高齢者など多様な人々の視点に立ち適切に行動するための手法「ユニバーサルマナー」の到達度を示す資格制度。
今回実施されるワークショップでは、現状を打破し「高齢者や障害者など様々な方の視点で考え地域で行動できる学生」を育むため、同学院中等部・高等部の学生がユニバーサルマナー検定を取得する。
実生活で車いすを利用する講師により、ユニバーサルマナーの基本的な考え方を指導。アイマスクを着用し音声のみで説明するゲームや、耳栓をして身振り手振りで情報を伝えるゲームなどを通じて、障害者や高齢者の心理状況を体感する。
さらに、この体験学習で得た不安や気づきをもとに、正しい対応方法や声のかけ方を実践しながら習得するという内容だ。
品川女子学院の新入生に対し、毎年継続して実施
ワークショップ終了後にはアンケートを実施し、障害者や高齢者に対応する学生の意識がどれくらい変化したかを調査する。
同学院では今後も新入生全員に対して、ユニバーサルマナー検定の取得を継続するとしている。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会のプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/58175