高度で便利な赤外線テクノロジー
国際的な自動車部品サプライヤーのコンティネンタルは、赤外線を利用したマルチタッチ・ジェスチャーの開発を発表した。
高度な赤外線テクノロジーの開発により、「スワイプ」「ズーム」「ピンチ」などといった操作が簡単に行える。コスト面でも経済的な上に手袋を着用したまま操作できるなど使い勝手が格段に良く、従来の容量方式タッチパネルに変わる、最新のディスプレイとコントロール・システムとなる。
コンティネンタルが誇る「赤外線のカーテン」
容量方式のタッチパネルは、単線のLEDで電子的に入力を理解する仕組みだ。
一方コンティネンタルのディスプレイは、側面に赤外線の光源がカーテンのように並び、マルチタッチ・ジェスチャーにより、ヒューマン・マシン・インターフェイスで光が遮断されることで、指の位置を認識できる仕組みとなっている。
容量方式に比べ生産フォーマットがかなり安いため、自動車への普及が期待される。さらに、スマートフォンによくある、「スワイプ」「ズーム」「ピンチ」などの動作は直に画面をタッチするか、特別な手袋を使用する必要があるが、赤外線テクノロジーは普段通りの手袋のままで操作を行える。
コンティネンタルでは、ディスプレイ表面に突き出る赤外線の光源を最小限にし、全てのマルチタッチ・ジェスチャーを認識できることを目指す。
これにより、メニュー選択やマップに関する操作が簡単になる見込みだ。コンティネンタルによる、赤外線テクノロジーを利用した自動車への生産は、2017年に準備が整う予定だ。
(画像はプレスリリースより)

コンティネンタル
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