三菱重工業とデンマーク企業の合弁会社が16万5,000kW分納入予定
三菱重工業とデンマークのヴェスタス社の洋上風力発電設備専業合弁会社である「MHI Vestas Offshore Wind A/S」(MHIヴェスタス)は、洋上風力発電設備「V112-3.3」50基を受注した。同設備は、1基の出力が3,300 kWとなり、50基の合計出力は16万5,000kWとなる。
発注先はベルギーの風力発電事業者であるパークウィンド社が手掛ける、ノーベルウィンド洋上ウィンドファーム・プロジェクト。
年間発電量約6億5,100万kWhとなる大規模洋上ウィンドファーム
MHIヴェスタスはすでに、パークウィンド社が手掛けた洋上ウィンドファーム「ベルウィンド(Belwind)」の出力16万5,000kW分と、「ノースウィンド(Northwind)」の出力21万6,000kW分、合計127基におよぶ洋上風力発電設備を供給している。今回の受注は両プロジェクトに続く同社からの3回目の受注となる。
第3弾となる同プロジェクトは、北海のベルギー沿岸から約47kmの沖合に建設され、施設の稼働後は年間発電量約6億5,100万kWhとなるクリーンエネルギーを作りだし、これは約18万6,000世帯分となる電力供給に十分な発電量となる。
なお今回の受注では、同設備の保守サービス契約も締結しており、また発電設備が安定して最適な稼働を維持することにより発注者のリスクを最小限に抑える、15年間のフルサービス契約も含んでいる。運転開始は2017年を予定している。
(画像は三菱重工業株式会社より)
三菱重工業株式会社 ニュースリリース
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