稼働は2016年7月を予定
東京・北区に本社を置くプラスチック総合成形メーカー、天馬は15日、西ジャワ州カラワン県のスルヤチプタ工業団地にPT. TENMA INDONESIAの新工場、PT. TENMA INDONESIA SURYACIPTAを建設すると発表した。
同工場は、インドネシア第二の工場であり、天馬の同国における車両事業拡大を目的として建設される。
同工場は、ジャカルタ市街地から65km、PT. TENMA INDONESIA本社が位置するMM2100工業団地から30kmに位置している。敷地面積5万1000m2、建屋面積2万7000m2、2016年7月の稼働を予定している。
家庭用収納用品のほか、自動車部品も製造
天馬は、家庭用収納用品をはじめとして、バンパー、ヒーターケースなどの自動車部品、物流・農水産用資材など産業用製品を製造している。同社は、インドネシアのほか、中国、ベトナム、タイに拠点を有しており、プラスチック成形加工のグローバルな要望に対応している。
インドネシアでは売上の8割が車両事業向け
同社は2016年3月期から2018年3月期までの中期経営計画の地域別施策において、インドネシアの車両事業の売上拡大を図るとしている。同社が1991年に設立したPT. TENMA INDONESIAでは、2011年頃から車両事業へとシフトし、昨年度は車両事業向けの売上が8割を超えた。
同工場が建設されるスルヤチプタ工業団地は、労働力が確保しやすいほか、日系自動車メーカーの進出が見込まれている。同工場は、大型射出成形、塗装を中心に受注の拡大を見込む。
(画像はプレスリリースより)
天馬(プレスリリース)
https://www.tenmacorp.co.jp/dl/?no=1256天馬 事業紹介
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