青森県・岩手県・宮城県・秋田県で開始
セコム株式会社は、9月24日、高齢者向けの訪問介護と24時間救急時対応サービスを組み合わせた新たなサービスを、10月1日(木)より、青森県・岩手県・宮城県・秋田県の東北4県において開始することを発表した。
同社は、2013年4月より、デイサービス大手の株式会社ツクイと共同で、家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」のオプションサービス「セコム・マイドクタープラス」を提供。今回このサービスが、ツクイの利用者向けに単独で提供できることとなり、在宅の介護保険サービスと補完するかたちで利用可能になった。
定期巡回・随時対応サービス
都市部では、一人暮らしの高齢者や老人世帯がますます増える傾向にあるといわれている。高齢者が、住み慣れた家や地域で暮らし続けるためには、日中のみのデイサービスや訪問介護だけでは、夜間や緊急時の対応が不十分となる。
2012年より、厚生労働省は「定期巡回・随時対応サービス」を設立し、訪問看護と訪問介護を24時間いつでも受けられるようになった。しかしいまだ十分にサービスが普及しているとはいえず、介護保険以外でのサービスの活用が求められている。
地域包括ケアシステムに寄与
今回新たに提供されるサービスは、日中の在宅サービスと夜間帯および緊急時の対応を組み合わせることにより、24時間途切れることなく高齢者を見守るシステム。厚生労働省が推進する「地域包括ケアシステム」の構築に寄与するとの期待も大きい。
セコムは今後も、高齢者が可能なかぎり住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう支援し、デイサービスと共同でおこなうサービスを、順次全国展開していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
セコム株式会社 プレスリリース
http://www.secom.co.jp/corporate/release/20150924.html