東南アジアで初の開催、マレーシアの中学校も受賞
パナソニックはシンガポール「キッド・ウィットネス・ニュース(以下、KWN)グローバルコンテスト2015」の表彰式を行いタイのモントフォートカレッジ校の作品「Blind's Diary(ブラインド・ダイアリー)」がグランプリを受賞した。
シンガポール建国50周年にちなみ、初めて東南アジアで開催された今回のKWNグローバルコンテストの表彰式当日には、最終審査に残った7校の代表が集まり、グランプリ他、ベスト・エディティング賞などの各部門賞が発表された。
そのうちグローバルシチズン賞には日本の福島県いわき市立勿来第一中学校『Run! Nako-ichi Run!... for Fukushima(走れ!ナコイチ ~故郷のために~)』、コンテンポラリーイメージ賞にはマレーシアのベノニ中学校『JUST CLICK IT(セルフィーシンドローム)』が受賞した。
身近なつながりだけでなくSNSを通したつながりもテーマに
グランプリを受賞したモントフォートカレッジ校の作品は、実話に基づくスト-リーで、一般学級に通う視覚障害のある少女に取材したものである。
学校生活の中で他の生徒に負担をかけてしまうことを申し訳ないと思う気持ちを持つ彼女だが、やがて友人の支えの中で生きる「自分」を受け入れて学業を達成してゆく姿を描いた。
多様性のある社会を受け入れてその中で共存し、支え合い、夢を叶えていこうという強いメッセージのある作品に仕上がっている。
他の最終ノミネート校も作品テーマにSNS(ソーシャルネットワークサービス)上での交流と影響、震災、地域や家族との交流など、デジタル世代ならではの人との関わりや、人とのつながりを通した子ども達の人間的な成長をテーマに取り上げていた。
KWNとは
キッド・ウィットネス・ニュース(以下、KWN)は
パナソニックが次世代育成支援活動の一環として、世界各地の小中学校を主な対象にビデオ機材を提供し、ビデオ制作を通じて子ども達の創造性や表現力を育成する教育支援プログラム(パナソニックプレスリリースより)
である。
テーマに環境や社会問題を取り上げることで、子ども達の社会意識の啓蒙し、共同で作業する中でチームワークの大切さを学ぶなどの教育的成果が得られている。
1989年に米国で開始した同プログラムは、これまで延べ17万5000人以上、年間では5000人の子どもや教員が参加しており、2015年は世界19の国と地域から553校が参加した。
パナソニックはオリンピック及びパラリンピックのワールドワイド公式パートナーであるので、2016年度のKWNグローバルコンテストのテーマは「環境」と「コミュニケーション」に「スポーツ」を加えた3つに決定している。
(画像はニュースリリースより)
パナソニック キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)グローバルコンテスト 2015
http://channel.panasonic.com/jp/contents/16254/パナソニックグループ ニュースリリース(News2u.net)
http://www.news2u.net/releases/138882キッド・ウィットネス・ニュース
http://panasonic.co.jp/kwn/KWNグローバルコンテスト2015 特設サイト(今回の最終ノミネート7作品が閲覧が可能)
http://www.panasonic.com/jp/corporate/kwn/contest2015/