8月の漁況は低調 9月以降は上向きに
水産総合研究センターは7月31日、平成27年度の北西太平洋サンマ長期漁海況予報を発表した。今年8月から12月までのサンマの来遊量は、昨年を下回るとの予報が発表されている。
また、8月の漁況は低調となる見込みで、漁場は色丹島からウルップ島東方海域までの広い海域に分散するとみられている。
なお、9月になると漁況は上向くと予想され、道東海域にも漁場が形成されるとみられる。また、三陸海域での漁場形成は10月中旬となる見込みで、平年よりもやや遅れる予想となっている。
サンマの魚群は東経158度以東 漁況の上昇は9月以降に
8月の漁況が低調となる要因としては、水産総合研究センター開発調査センターが公海サンマ漁場開発調査を行った結果、東経158度から171度付近ではまとまった魚群が確認されたものの、東経158度以西ではサンマの分布量が少ないためである。
なお、東経158度以東のサンマが日本近海に来遊することで漁況が上向くとの見方から、9月以降の漁況は上向きになると予測した。
親潮が南下しにくく、サンマの来遊量は減少か
今年のサンマの来遊量が昨年を下回る要因としては、2010年以降、漁期前調査において東経158度以西のサンマの分布密度が低いこと、また、サンマは親潮が南下するにつれて漁場が形成される傾向があるが、今年は親潮が南下しにくい傾向にあることから、三陸海域でのサンマの漁場形成が遅れることがあげられる。
なお、サンマの漁場開発調査結果より、漁期前半は大型魚の割合が高いものの、その後は中小型魚の割合が増加するとみられている。
(画像はプレスリリースより)

水産総合研究センター(プレスリリース)
http://abchan.job.affrc.go.jp/gk27/20150731.pdf