分譲マンションの管理費単価を集計、比較
不動産ビッグデータカンパニーとして、年間1億件を超える不動産情報を調査・分析しているスタイルアクト株式会社が、1993年以降に首都圏で分譲されたマンション2.3万棟の管理費を調査、結果を公表した。
これにより、分譲マンションの管理費は、管理会社への委託状況や共用施設の内容およびエリアや新築時の価格など、物件のグレードにより差があることが分かった。その特徴を、平均面積帯、新築時の平均価格、物件の総戸数そして物件の階高の4点から整理している。
まず1点目として、ワンルームマンションの管理費単価は、ファミリータイプの2倍以上としている。管理費の平方メートル当たり単価を集計した結果、マンションの平均面積帯によって、管理費単価が大幅に変わることが分かった。管理単価が最も高かったのは、平均面積10平方メートル台の436円で、最も安かったのは、平均面積80平方メートル台の178円だった。
高層タワーマンションは管理費が高め
さらにマンションの新築時の平均価格ごとに管理費単価を集計したところ、3,500万円以下の物件では管理費単価が168円だったのに対して、新築時に1億500万円を超えた物件では462円と、マンション価格によって3倍近い差が見られた。
また、物件の総戸数別に集計を行ったところ、総戸数が50戸未満の物件では221円、200個未満で179円そして600戸以上では207円という結果で、管理費が最も単価が安いのは総戸数100以上200戸未満の物件であることが分かった。
最後に、階高別に集計すると、5~10階未満で240円、10~15階未満は207円、15~20階未満で194円と、低層のマンションのほうが管理費単価が高い傾向にあるが、20階建て以上のタワーマンションでは、20~30階未満で240円、30~40階未満だと248円、40階以上では281円と、単価が上がっていくことが分かった。
(画像はニュースリリースより)
スタイルアクト株式会社のニュースリリース
http://styleact.co.jp/news/?p=1271