引き続き難民受け入れを表明
マレーシア政府は、パリでの同時多発テロの後、シリアからの難民受け入れを引き続き行っていくことを明らかにしたと、16日、The Starなどのマレーシアメディアが伝えた。
これは、13日(現地時間)に起きたパリでの同時多発テロの後、テロ実行犯の容疑者のうち1人がシリア国籍のパスポートを持っていたことが明らかになったとの報道をうけての発表である。
内務省 慎重に認定を行う
内務省ヌル・ジャズラン・モハメド副大臣は、中東からの難民受け入れには常に危険が伴うため、マレーシア政府は、それらの国の難民受け入れに関しては、時間をかけ、慎重に彼らのバックグランドを審査しているとした。
また、今後3年間で段階的に3000人のシリア難民を受け入れていくというナジブ首相の決定に変更はないとのこと。
国連総会にてシリア難民の受け入れを表明
今年10月に開かれた国連総会でマレーシアは、シリアからの難民を支援し避難場所を提供すると確約している。
ナジブ首相は、総会にて、ヨーロッパ諸国での経済的、社会的な負担を軽減するため、イスラム教に関連が深い国々にも、シリアを逃れてきた難民らを支援する責任があると語った。
およそ400万人のシリア難民が、この4年間でヨーロッパの近隣諸国に流れ込んでおり苦難と貧困に耐えている。
(画像は内務省HPより)
The Star
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