ごみ排出量の増加に対応
JFEエンジニアリングは、11月12日、ミャンマー国ヤンゴン市が建設する同国初のごみ焼却発電プラントを受注したことを発表した。
急速な経済発展に伴い、ヤンゴン市では、日量約1,600トンものごみが排出され、処分場に直接埋め立てられていることから、適切なごみ処理施設の整備が急務であった。
受注概要
今回受注した「ごみ焼却発電プロジェクト」は、CO2排出削減に関する二国間クレジット制度(以下、JCM)を活用。ごみ焼却発電プロジェクトとしてJCMを適用する第1号案件となるとともに、同国初のJCMプロジェクトとなる。
同社は、発電容量700kW、年間発電量約5,200MWhを有する一般廃棄物焼却発電施設(ストーカ炉60トン/日)の設計・建設を請け負い、2017年の完成を目指してプロジェクトを遂行。
完成後は、ヤンゴン市が運転を行い、不足する電力を補うとともに、年間のCO2排出量約2,400トン削減を実現させる計画だ。
経済発展に貢献
同社は、ヤンゴン市における廃棄物処理の適正化に向けた調査を実施し、約3年もの間、最適な処理方法を検討してきた。
今後も、同国において、橋梁や上水、下水プラントなど、受注活動を幅広く展開し、同国の発展に貢献していく方針である。
(画像はニュースリリースより)
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/