新病院で外来診療開始
建物の老朽化のため、高松市朝日町に新築移転した県立中央病院で4日、外来診療が始まった。当日は、午前8時30分の受け付け開始から多くの外来患者が訪れた。
(画像は、香川県立中央病院ホームページより)
新中央病院は11階建て。32の診療科目があり、外来診療は1、2階で受け付ける。1階は木目を基調とした空間で明るく、ベーカリーレストランやコンビニ店も備える。
県民と共に歩む病院へ
1日には、移転に先立って患者の移送が行われた。医師や看護師、病院の職員ら約560人が参加。午前8時30分から始まった移送は、患者の容体が急変するなどのトラブルはなく、午前11時までに完了した。救急車やマイクロバスなど計23台が用意され、患者が新病院へ移送された。
新中央病院では、急速に病態が変化する患者を対象にした急性期医療に機能特化するため、専門医療センターの設置や新しい高度医療機器の導入、 高松市郷東町にあったがん検診センターの機能統合などを行う。県の基幹病院として、県民と共に歩む病院を目指す。

香川県立中央病院
http://www.chp-kagawa.jp/