王子HDの新工場計画
王子ホールディングスは2月28日に開催された取締役会において、ミャンマー連邦共和国に現地法人を設立し、新しい段ボール工場建設を決定したことを発表しました。
王子グループにおいては事業構造の転換を進めており、東南アジアやインドにおけるパッケージング事業をより積極的に展開しています。今回王子グループが目をつけたミャンマーは2011年の民政化以降、豊富な天然資源や人的資源に注目した世界各国からの事業の投資が急増しており、急速に経済発展が進んでいます。
ミャンマーにおいては近代的な加工設備をもつ段ボールのサプライヤーは限られており、王子HDが実際にミャンマーで供給をはじめると外資としては初めてとなります。同社は東南アジアに進出しており、ここで培ったビジネスノウハウと、同社の段ボール加工技術を投入して、ミャンマーにおける段ボールの需要家のニーズを満たす段ボールの生産をしていくことを表明しています。
王子HDが建設するミャンマーでの段ボール工場の概要
同社がミャンマーで建設する工場は、同社のマレーシア子会社と現地パートナーの出資による現地法人によって設立される予定です。工場の設立場所としては、ヤンゴン市街中心部から北に約20km離れたミンガラドン工業団地内が有力候補となっています。工場の敷地面積は2万5千平方メートルで、合計投資額はおおよそ16億円となっています。
これにより、当社が進出する東南アジアの国は、ベトナム、マレーシア、タイ、カンボジア、インドにつづき6カ国目になります。

王子ホールディングス プレスリリース
http://www.ojiholdings.co.jp/