日本政府のODAとしてJICAから受注
JFEエンジニアリング株式会社(以下:JFEエンジニアリング)は、6日、ミャンマー国ヤンゴン市・ダラ地区のフェリー用桟橋改修工事を受注したことを発表した。
これは、日本国政府からミャンマー国へのODAによって進められる港湾施設整備の第一弾となる案件。今回は、2国間援助のODA(技術協力)として国際協力機構(JICA)から発注された。
工事は、既設の連絡橋・浮桟橋・旅客ターミナルを撤去した後、新たに、浮桟橋2基と連絡橋・旅客ターミナルを建設する。工期は2014年1月から2014年10月までの予定。
(画像はニュースリリースより)
老朽化した乗船施設をリニューアル
ダラ地区は、ヤンゴン市内中心部とヤンゴン河を隔てた住宅街で、住民は市街地までの交通手段としてフェリーを利用している。その利用者は、現在、一日あたり3万人を超えるという。
しかし、フェリーの乗船施設である桟橋は、建設後数十年を経過し、特に朝・夕のラッシュアワーには、利用者の転落や施設の損壊が危惧されていた。
4月には合弁会社の工場も稼動
JFEエンジニアリングは、長年にわたりミャンマー国の橋梁建設を手掛けている。また、昨年11月にはミャンマー国との合弁会社「J&Mスチールソリューションズ」を設立し、4月から鋼構造物の製作工場が稼動する。
加えて、同社は、港湾施設においても、岸壁や桟橋などの建設実績があることから、ミャンマー国内にインフラ建設の製作能力を有していることが評価され、今回の受注に至ったとみている。
JFEエンジニアリングおよびJ&Mスチールソリューションズは、今後も急速に発展を遂げるミャンマー国のインフラ整備事業に積極的に貢献していきたいとしている。

ヤンゴン(ダラ地区)のフェリー桟橋改修を受注
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20140306100631JFEエンジニアリング株式会社
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