花粉症アンケート
サノフィ株式会社(以下、サノフィ)は、病院で治療を受けている花粉症患者2,600人を対象に、病院での花粉症治療に対する満足度について調査の結果を発表した。この結果から、花粉症治療に対して「満足しており、全く不満はない」患者は34%であったのに対し、何らかの不満がある患者は66%と全体の6割以上が不満をもっていることが分かった。
(画像はwikiメディアより引用)
満足な患者、不満な患者
花粉症治療に「満足な患者」と、「不満な患者」を比較したところ、以下の結果であった。「花粉症は治らないので、半分あきらめて治療している」と回答した割合は、満足な患者34%に対して、不満な患者は64%と高かった。また、「いつも同じ医療機関で花粉症を治療するようにしている」と回答した満足な患者は47%と高かったが、不満な患者は23%であった。
患者と医師のコミュニケーション
満足な患者の40%は花粉シーズン前から「症状の変化について、医師から聞かれている」と答え、また、約30%は自分からも医師に症状の変化や薬の効果を伝えていた。双方でのコミュニケーションが円滑であることが分かる。一方、不満な患者において、「自分から医師に症状の変化について伝えている」割合は、シーズン前では満足な患者と同じ26%だが、シーズン開始直後から高くなり、シーズン後半では満足な患者の31%を上回り、42%であった。
また、薬の効果や眠気に不満がある時、満足な患者の60%以上が自分から医師に薬を変えてもらうように相談するが、不満な患者では医師に相談する割合は40%台であった。以上のことから、患者と医師との間のコミュニケーションが、患者の満足度に大きな影響を与えていることが分かる。(堤朝子)

Qlife Pro プレス2014年1月31日
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