オリックス株式会社が取得請求権を行使
オリックス株式会社は、同社が保有している株式会社大京の第2種優先株式、第4種優先株式、第7種優先株式及び第8種優先株式の取得請求権を行使し、対価として大京の普通株式を取得することを決定した。
これによって大京への議決権保有割合は64.1%となり、大京は同社の連結子会社となる。
大京グループは資本提携以降、マンション開発事業等フロー事業主体のビジネスモデルから、マンション管理・流通事業等ストック事業とのビジネスモデルへ転換し、安定した収益構造の構築を進めてきた。
そのような状況を踏まえて、追加投資を行うことなく大京に対する議決権保有割合を上昇させ、取込利益の増加を図ることを目的とし、本取得請求権行使を決定した。
(画像はオリックス株式会社より)
他の分野の事業も連携していく
オリックス株式会社は2005年3月に、マンション開発事業及びマンション管理事業を展開する大京グループと資本提携。大京の普通株式133,720,000株を引き受けるとともに第1種優先株式10,000,000株、第2種優先株式15,000,000株及び、第4種優先株式25,000,000株を取得。さらに2009年3月には、大京の第7種優先株式25,000,000株を引き受け、第8種優先株式23,598,144株を取得した。
なお連結子会社化後も、現在の大京グループの経営体制を維持し、従来どおり大京グループを支援、企業価値の向上に努めていく意向だ。またオリックスグループ及び大京グループは、リテール関連事業や環境エネルギー事業等の分野においての事業連携・協業をこれまで以上に推進していく。

オリックス株式会社 プレスリリース
http://www.orix.co.jp/grp/pdf/news/140117