増加する前立腺がん
日本の前立腺がん患者数は非常な勢いで増加しており、30年前の7倍となっている。前立腺がんは高齢者に発生することが多く、今後も増加し続けると予測されている。
また高齢の患者の場合、複数の薬剤を飲まねばならない場合が多く、薬剤を飲み込むこと自体も困難になりがちだ。
アストラゼネカ株式会社は、従来の形状では服用が難しい高齢の患者でも医師の指示通りに服薬できるように、新たに口内崩壊錠(OD錠)の剤形を採用した「カソデックスOD錠80mg」の発売を発表した。
(画像はプレスリリースより)
前立腺がん治療薬としては初のOD錠
アストラゼネカは、前立腺がん治療において20年以上の実績を持つ。既存の「カソデックス錠80mg」は1日1回1錠投与の非ステロイド性抗アンドロゲン剤で、前立腺がんの治療における内分泌療法の中心的薬剤となっている。今回新たに発売される「カソデックスOD錠80mg」は、口の中で唾液によって溶けるため服用しやすいのが特徴で、前立腺がんの治療薬では初となるOD錠として2013年8月15日に承認を取得した。(鈴木ミホ)

アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
http://www.astrazeneca.co.jp/media/pressrelease