秋花粉をターゲットにした抗アレルギー薬の検索結果、例年を大きく下回る結果に
総合医療メディアの株式会社QLife(キューライフ/本社:東京都千代田区、代表取締役:山内善行)は、同社が運営する薬剤検索サイト「QLifeお薬検索」の集計結果をもとに、「お薬探しの“切り口”9月実績:トップ50」を発表した。
これは、256社の薬剤メーカーが販売する20024種類の薬剤を対象に、月間で200万人いるとされる「QLifeお薬検索」サイトユーザーが、薬を調べるために検索した製剤名を10月15日現在、集計した結果となっている。
それによると、例年では秋花粉の飛散に伴って大きく上昇する抗アレルギー薬の検索ランキングが、今年の集計では、例年に比べて大きく下回っていることが明らかになった。
(画像はニュースリリースより)
上位に大きな変動はないものの、循環器官用剤に大きな変化か?
2013年9月に最も多く検索された薬は【ロキソニン】で、その後を【ムコスタ】【ムコダイン】が続いた。
また、多くの報道機関で話題に上がった【ディオバン】も、先月を境に、急激な検索増加は収まりつつあると推測される一方、【リバロ】【ミカルディス】がともに10ランク上昇し、循環器官用剤でヒット薬とされていた【ディオバン】を猛追する勢いを見せている。そのことからも、一連の報道によって不安を抱えた患者の「どんな薬を利用するべきか?」といった迷いが、これらの検索急増に繋がったと推測される。
【秋花粉】の襲来はこれから?
今年は、全国各地で最高気温を記録するほどの猛暑が続いたが、10月になってもその勢いは収まることなく、観測史上最も遅い真夏日が各地で観測された。毎年この時期になると、しだいに上昇傾向を見せる抗アレルギー薬【アレグラ】【アレロック】などの検索数も、例年になく大きく下回り、あまりにも遅い秋の訪れは「秋花粉」の到来をも、大きく遅らせる結果となった。
(画像はニュースリリースから)
ただし、花粉の飛散量について特別な報告がないことから、決して花粉が少なくなっているわけではなく、本格的な秋花粉の飛散時期が後ろにずれ込んでいるのだろうと、同社は推測している。

【QLifeお薬検索】
http://www.qlife.jp/meds/