豪華絢爛な曳山巡行で湖国三大祭りに数えられる
大津市では、滋賀県の無形民俗文化財に指定され、湖国三大祭りにも数えられる「大津祭」が、10月12日(土)~10月13日(日)に開催される。
本祭(13日)での豪華絢爛な曳山巡行をはじめ、各13基の曳山それぞれで披露される個性豊かなからくり、本祭前日の、夜遅くまでお囃子の音色が夜空に鳴り響く「宵宮」など、湖都大津の秋を彩る絢爛豪華な祭りは、多くの人出で賑わう。
曳山が提灯にうかび、祭り囃子が夜空にひびく宵宮も見もの
「大津祭」は、天孫神社の例祭で、歴史は古く、およそ400年前の江戸時代初頭とされており、鍛冶屋町の塩売治兵衛が狸の面をかぶって踊ったのがはじまりといわれる。狸面がルーツであることから、毎年鍛冶屋町の曳山(西行桜狸山)がくじとらずで巡行の先頭となる。
ゴブラン織りや精巧な金具に飾られた豪華絢爛な13基の曳山は、いずれも江戸時代に制作されたもので、各曳山にはからくり人形が乗っているのが特徴。
宵宮は、曳山から「コンチキチン」の祭り囃子が夜空にひびき、無数の提灯にうかびあがった曳山は優雅で、人々を魅了する。本祭では、9時に天孫神社前に集合し、祭り囃子と独特のからくりを市内各所で演じながら終日巡行する。

大津祭曳山連盟 公式サイト
http://www.otsu-matsuri.jp/home/