マレーシアの企業と協力して工場を設置
インドの経済紙エコノミックタイムズによると、日産が小型車とトラックの生産をミャンマーで開始する。マレーシアの企業と協力して、年内の稼働開始を目指す。
日産自動車と協力するのはマレーシアのタンチョン・モーター社。両社は、年間数千台の小型車とピックアップトラックを、東南アジアで生産する予定。ミャンマーには自動車の組み立て工場を建設する様子で、東南アジアをはじめとする世界各地から送られてきた部品を受け入れるとみられる。
伸びしろの大きいミャンマー市場
ミャンマーの自動車に対する需要は、2011年の民主化以来、激増を続けており、日本車もきわめて人気が高い。
前政権時代の法外な関税とアメリカの経済制裁によって、多くの人にとって、自動車は高価すぎたという背景もある。車の所有権の登録は昨年でおよそ236万件。ミャンマーの人口が6300万人であることを考えると、市場としての伸びしろは大きい。
市場を開拓しようとする企業の中で、日本のスズキは生産の再開を今年の初めに宣言し、また、フォードについてもショールームを開設するなど、すでに車メーカーの動きは始まっている。日産は、これまでのところミャンマーへの進出を図る自動車メーカーの中では最大規模とみられる。

エコノミックタイムズ紙 - 日産がミャンマーで生産開始へ
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