風力発電設備の事故リスクの評価ツールを作成
MS&ADインシュアランスグループ三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社、株式会社インターリスク総研の3社は、6月26日(木)に共同開発ツール「風力発電設備 事故リスク評価のためのハンドブック」を発行した。
風力発電について
再生可能エネルギーの柱として注目される風力発電。他の再生可能エネルギーと比較して発電コストが低く、経済性が確保できるエネルギー源として期待が高まっている。
一方で、立地条件によっては落雷、強風・乱流等によるトラブルが発生し、稼働率が低下する恐れがある。安定的な発電のためには、これらのリスクへの対策を事前に講じる必要がある。
ハンドブックの特長
同ハンドブックは、近い将来に多数見込まれる風力発電設備の普及を支援するために作成。設置における事故リスクを適切に評価するための情報を提供する。
同グループは、これまでの風力発電設備の保険引き受け実績をもとに事故の傾向と対策を分析。「落雷」や「強風・乱流」など主な事故原因となるリスクについて、設備設計面およびメンテナンス等の運用面でチェックすべきポイントをハンドブックに記載している。
また、風力発電設備の設置場所や設備設計、メンテナンス体制の検討に同ハンドブックを活用することで、事業計画段階におけるリスク管理体制を構築することができる。金融機関が同事業への融資を検討する際のリスク評価にも使用できるとのことだ。

ニュースリリース
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