無償資金協力に関する交換公文の署名
6月5日に外務省はミャンマーの首都ネーピードーにおいて、日本の樋口建史駐ミャンマー大使と、ミャンマーのレイ・レイ・テイン国家計画・経済開発副大臣との間で、総額77億2300万円を限度とする3件の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われた。
新タケタ橋建設計画(供与限度額42億1600万円)
経済発展が著しいヤンゴン市では、車両台数が大幅に増加し、交通渋滞が常態化している。特にタケタ橋では、日常の交通量が橋の交通容量を超過しており、交通のネックとなっている。
さらにタケタ橋は供用開始から47年が経過し老朽化が進み大型車両の通行時に大きな振動が発生する等の問題が生じている。このタケタ橋の架け替えにより、物流の効率化を図る。
教員養成校整備計画(供与限度額25億2000万円)
ミャンマー政府は教員の増員や質の改善に取り組んでいる。しかし、多くの教員養成校では施設が老朽化し機材も不足しており、施設や機材の整備が必要である。
特にモデル校として整備が期待されているタウングー教員養成校の学校施設の建て替えと機材の整備をこの計画で行う。
地方村落電化計画(供与限度額:9億9400万円)
ミャンマーは、電力整備が遅れており、2013年の時点でミャンマー国内にある全村落のうち、非電化村落が7割を占めている。
こうした村落に小規模水力発電及び太陽光発電を導入することで、貧困地域における電化を促進させ住民の生活環境を改善することを行う。

外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000904.html