部変更承認申請中
ノボ ノルディスク ファーマは5月26日、持効型溶解インスリンアナログ製剤トレシーバ(インスリン デグルデク)、GLP-1受容体作動薬ビクトーザ(リラグルチド)について複数の発表がなされたと報じている。
この発表は5月22日~24日、大阪にて開催された第57回日本糖尿病学会年次学術集会で行われた。
ビクトーザは現在、「2型糖尿病」を効能・効果とした一部変更承認を申請中である。
(この画像はイメージです)
経口糖尿病薬やインスリンとの併用治療について
ビクトーザ国内初のGLP-1受容体作動薬(ヒトGLP-1アナログ製剤)で、2010年6月に食事療法、運動療法で十分な効果が得られない、あるいは、食事療法、運動療法に加えてSU剤を使用して十分な効果が得られない2型糖尿病を適応とする薬剤として発売された。
同剤は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を血糖値に応じて促進させ、同時に、血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑制する薬剤であり、1日1回の皮下注射で優れた血糖改善効果を示し、単独療法では低血糖を起こしにくい。
今回の学会年次学術集会では、経口糖尿病薬単剤との併用下での2型糖尿病患者におけるリラグルチドの安全性及び有効性、日本人2型糖尿病患者におけるリラグルチドとインスリンの併用療法の有効性及び安全性の検討について発表された。
経口糖尿病薬単剤(OAD1剤)との併用下での療法については、良好な忍容性を有し、OAD2剤療法と比較して優れた血糖コントロール改善効果が認められた。
リラグルチドとインスリンの併用療法については、忍容性は良好であり、インスリン単独療法に比べて優れた血糖コントロールが得られた。 (浅見園子)

ノボ ノルディスク ファーマ プレスリリース
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