安全のため関係機関と連携図る
ノバルティスファーマ株式会社は4月14日、医療用医薬品「ボルタレン(R)サポ(R)50mg」に針状の金属が混入しているものが見つかったと発表した。関係機関に連絡し、患者の安全のための連携を図っている。
(画像はプレスリリースより)
ボルタレン(R)サポ(R)は鎮痛・解熱・抗炎症に用いられる坐薬。製造しているのはノバルティスファーマの100%子会社である日本チバガイギー株式会社篠山工場で、製造工程などについて精査したところ、通常の製造過程における混入の可能性は極めて低いとされた。
ノバルティスファーマは人為的な可能性が高いものとして12日に埼玉県内の警察署に届け、現在、警察による捜査が行われている。
発覚は9日
事件は9日、埼玉県内の保険薬局に包装の外部から針状の金属が突き刺されたらしきボルタレン(R)サポ(R)が持ち込まれたことにより発覚。この患者は使用前に異常に気づいたため、被害は免れた。
異常品は目視による確認が可能で、また現在まで同様の報告はされていないため、製品の回収措置は予定されていない。(小林 周)

ノバルティスファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2014/pr20140414.html