てんかん治療薬の販売
大日本住友製薬株式会社は、2014年4月7日(米国時間)に米国子会社のサノビオン・ファーマシューティカルズ・インクがてんかん治療薬として「APTIOM」(アプティオム、一般名エリスカルバゼピン酢酸塩)を発売した。
部分てんかん発作に効果的
米国では、約220万人の患者がいて、一般的な神経疾患とされている。てんかん患者の中でも部分てんかん発作が一番多い。てんかん発作の予測は難しく、勉強、仕事などの日常生活に影響をもたらす。いつ起こるのかわからないため、車の運転にも影響をもたらす。「APTIOM」を服用することで、発作の回数を減らすことができれば、てんかん患者の精神的負担を軽減できる。
てんかんは患者だけでなく、患者の家族、介護者も負担が大きくかかることから、今後、「APTIOM」の販売で患者や家族、介護者の負担も軽減できることが予想される。
1日1回の服用
「APTIOM」は、1日1回の服用で、粉砕も可能だ。また、空腹時でも服用できる。今までの販売されていた治療薬では、十分コントロールすることができなかった部分てんかん発作の患者1400人以上が参加した試験で認められた。
欧州では、成人の部分てんかん発作に効果があるとして、2009年に承認を取得しており、「Zebinix」の商品名で販売されている。

大日本住友製薬株式会社 プレスリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/