カナダの患者は陰性
カナダの中西部サスカチワン州の保健当局は3月24日、西アフリカのリベリアからカナダに帰国した男性がエボラ出血熱とみられる症状で重体になっていることを明らかにした。
この患者は帰国後に発症し、現在は病院の集中治療室に隔離されている。検査の結果、感染は確認されなかった。カナダ保健省が3月25日、発表した。
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Ebola Virus Particles/by NIAID死者60人、症例86例
エボラ出血熱に対して有効な治療法は確立されておらず、致死性の高い伝染病で、最近、隣国ギニアにおいて、流行が拡大している。世界保健機構(WHO)の3月26日現在の報告によると、62人が死亡(致死率:72%)、86症例。
リベリアでもエボラ出血熱と疑われる8症例が報告されており、そのうち5人が死亡。国境なき医師団の報告で、8人中6人はギニアで葬式に参列し、その後、リベリアに戻ってきた可能性が示されている。
シエラレオネにおいても3月25日、同国の保健省が、エボラ出血熱に2人が感染した可能性があることを発表した。疑いがある症例の1つは、2週間前にギニアで死亡した14歳の少年で、現在専門家チームが症例の確認作業を急いでいる。

Ebola haemorrhagic fever in Guinea – update
http://www.who.int/csr/don/2014_03_26_ebola/en/