母乳orほ乳瓶
母乳を与える母親と、ほ乳瓶による人工授乳をする母親がいるが、このことが授乳される幼児の虫歯になんらかの影響があると考える人がいる。
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ニューヨークの代表的歯科医師バリー・ジャコブソン歯科医学博士によると、母乳で育っていない子供が虫歯になり易いという定説があるが、まだ確かではないという。しかしながら、幼児が母乳で育っているにせよ、そうでないにせよ、ミルクを飲んだ後の歯のケアをきちんとすべきとのこと。
なぜ、ほ乳瓶は虫歯になり易い
ほ乳瓶が今ほど広まる前は、幼児の虫歯は希であった。理由の一つに、夜に幼児の口の中になんらかの液体があると虫歯になり易くなるということが挙げられる。そしてほ乳瓶は夜にもあげることができるという点が問題だ。
母乳育児は幼児が母乳を活発的に吸ったり飲んだりを繰り返すので、口の中に液体のたまりができにくいと言われてる。
一方で、夜にほ乳瓶を使うと幼児は吸ったまま寝てしまう傾向があり、口の中に徐々に液体がたまってしまう。それゆえにほ乳瓶利用は虫歯になり易いと言われているのである。
幼児の虫歯を防ぐ方法
虫歯は食べ物の糖分を酸に変える細菌がもとで起こる。細菌の繁殖は口の中の糖分が多い状態、そして唾液が少ない状態で起こると言われている。
この細菌を幼児の口内に持ち運ばないようにするためには、家族が幼児と同じ食器、コップなどを利用しないようにし、幼児との唾液の接触を避けることが重要である。
幼児期からの歯のケアが一番大切
歯科医のほとんどは母乳育児が虫歯を避けるには一番良い方法だと言っているが、母乳育児は全ての母親ができることではない。
バリー医師によると、授乳の方法はさておき、幼児は、生後12ヶ月から小児歯科にかかるべきで、6ヶ月ごとに検診を受けるべきだという。
さらに重要なことは、両親が行う大切な仕事は、子供が幼い時から、口の中の健康に対する意識と知識を植え付けることだといっている。(高峰一誠)

Leading Upper East Side Pediatric Dentist, Dr. Barry Jacobson Reveals the Truth About Breastfeeding, Bottle-feeding, and Baby Bottle Tooth Decay
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