『モノづくり』に特化したクラウドファンディング
マルソー産業株式会社は3月20日、アイデアを投稿交流するサイト「Geeks(ギークス)」と、『モノづくり』に特化したクラウドファンディングのサイト「Geeky Factory(ギーキーファクトリー)」を発表した。
(画像はプレスリリースより)
背景と、込められた願い
マルソー産業は、クリーニング事業者に向けたプラスチック製のクリップやハンガーを企画、製造、販売している。日本でのシェアはトップを占め、米国に製造販売の子会社がある。
3Dプリンターの普及や、インターネットによるモノづくりのオープンソース化が進む中、米国を中心に、商品の開発と試作を楽しむ場が形成されつつある。
「Makers Space」や「Hacker Space」と呼ばれるこれらの現状を目の当たりにしたマルソー産業の担当者は、アイデアサイトの「Geeks」を考案。さらに、商品化を実現するためのサイト「Geeky Factory」の運営に至った。
その背景には、日本と米国の『メイカーズ』にインターネット上でつながりを持たせることで、「メイカーズムーブメント」を盛り上げたいという願い。また、アイデアとモノづくりの現場において、国境をこえた架け橋を作りたいという願いが込められている。
「Geeks」と「Geeky Factory」
「Geeks」は、モノづくりに関連したアイデアを投稿したり交流したりできるサイト。一般の方とクリエーターのどちらも参加が可能で、投稿したアイデアについて意見やアドバイスを受けながら、オリジナル製品を形作っていく。
一方の「Geeky Factory」は、アイデアの商品化を目指すサイト。クラウドファンディング・サービスが急速に普及する中で、モノづくりに関する投稿プロジェクトが、量産・販売に至る過程で頓挫するケースも多い。
この現状を打開するため、「Geeky Factory」は、金銭だけでなく、マーケティング、販路などで人的リソースを集め、プロジェクトを支援する。さらに米国圏と連動することで、アイデアや技術の国境をこえた交流の場のとなりうる。
今後の予定と展望
「Geeks」と「Geeky Factory」のサイトの公開は、それぞれ5月頃になる予定。一般の方から製造業の方まで参加できる。サービス開始に先立って、4月19日(土)に講演・交流会を開催する。会場は、北九州イノベーションギャラリーにて。

プレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/44335申し込みと詳細のページ
https://www.facebook.com/events/585392171555188/マルソー産業
http://www.maruso-industry.com/