急速に進むEC導入
2014年11月7日、新興国市場リサーチを手がけるスパイア・リサーチ・アンド・コンサルティングは、同社がインドでECを導入している企業300社を対象に行った、インドにおけるEコマース市場調査の結果を発表した。
この調査は2014年8月から10月まで、インド29州中13州におけるアパレル・電化製品・飲食業界の対象企業に電話で行われたもの。これによると、回答した企業の91%が3年以内にECを導入したばかりであることが分かった。さらにそのうち54%が、その後の自社の売上について20%以上増えたと回答している。
特に成果が著しいのがアパレル業界であった。ECを導入した企業のうち、その売上が20%以上上昇した企業は65%。また売上の半分以上がECによると回答したアパレル企業も24%に達していることが分かった。
O2O戦略が大きな課題
一方で同社は、今後のインドにおけるEコマース市場の拡大は現地の商習慣の変化がキーワードになると予測している。
インドでは現在、着払いが支払い方法の主流となっているため、小売側のリスクが高く、市場の成長に影響を与えているという。カード決済や前払いシステムなどの導入が進めば、その規模は一気に拡大すると同社では見ている。
(画像はプレスリリースより)

スパイア・リサーチ・アンド・コンサルティング プレスリリース
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