サンスターの調査
2014年11月10日、サンスター株式会社は6か国の男女2,280人を対象に行った、オーラルケア・歯周病事情に関する調査内容を発表した。
調査の方法
調査期間は2014年9月2日~17日、調査方法はインターネット調査(マクロミルに委託)。
日本、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンの6か国で各々380名の20~69歳の男女形2,280名を対象。
調査結果
日本ではキスの習慣がないので、キスの回数は6か国中1週間の平均回数は1.31回とダントツの最下位であった。日本臨床歯周病学会が公開してる「歯周病のセルフチェック」を」8項目のチェックを実施したところ、歯周病に対して「油断は禁物です。ご自分および歯医者さんで予防するように努めましょう。」となる3項目以上があてはまったのは日本人が20%で2位のアメリカは10%に比べ、高い比率の1位となった。
歯ブラシを保存する時に、コップを用いるのが全体では約半分。その中で、同居人とコップを共有しているのは日本は32%と2位のイギリスの19%に比べて、これも高い比率の1位。
考察と野村教授のコメント
各国で歯周病に関係すると想定される習慣に関して調査を行ったが、必ずしもその習慣が歯周病を高めているとの結果にはならなかった。
神戸常盤大学の野村教授は今回の調査に関して以下のようにコメントしている。
同一家族のむし歯や歯周病の細菌について研究した結果、それらの細菌の遺伝子は同じものであり、明らかに家族間で伝播していることが明らかです。
それぞれの国において生活習慣に違いはありますが、その生活習慣の違いがその国の歯周病罹患と直接関係しているとは思えません。
しかし、歯周病が世界的に最も多い感染症であり、全身への影響も明らかになった現在、原因である細菌を確実にコントロールすることを心がけましょう。(プレスリリースより)
(画像はプレスリリースより)

サンスター プレスリリース
http://jp.sunstar.com/company/press/2014/1110.html