ビステオン、目線感知による制御システムを開発
ビステオンは先月29日、ドライバーの目線を利用して安全な運転につなげることを目的とした運転席、HMeyeコクピットについての詳細を明らかにした。
手はいつでもハンドルの上に 安全運転をサポート
今回紹介されたHMeyeシステムでは、運転席に内蔵されたアイトラッキングカメラがドライバーの目線と頭の向きを読み取り、インターフェイスを介してシステムにデータを送信する仕組みが採用されている。
システムではこれを受けてドライバーの意図を読み取り、空調やラジオ、カーナビのコントロールをサポートする。この間ドライバーはハンドルから手を離す必要がないため、運転中のそれら操作に気を取られることなく、さらなる安全運転につなげることが可能だ。
顧客からも高評価 ビステオン、開発進める意向
HMeyeの最終プロトを用いた調査では、調査対象の81%が運転しやすいと答えるとともに、78%からは使うのが楽しいとの評価を獲得。これらドライバーからの好印象を得るとともに、各自動車メーカーからも高い関心を集めている。
同社ではHMeyeシステムについて、のちの自動運転技術にも繋がるものとして評価。現時点で試作段階にある同技術の開発を続けるとともに、今後もさらなる技術発展に努め、顧客の運転体験向上につなげたい考えだ。
(画像はニュースリリースより)

ビステオン ニュースリリース
http://www.visteon.com/media/newsroom/2014/141029_story