SARSに似たウワサの新型ウイルス
重症急性呼吸器症候群(SARS)に似た新型のコロナウイルス(NCoV)の犠牲者が確認された。14日までのWHO、世界保険機構からの報告によれば、サウジアラビアで感染していた男性が死亡し、9人目の死亡確認となった。
イギリス人とドイツ人の感染
昨年には、中東地域でこのニューウイルスによる感染者が多く出た。または中東地域への旅行者や、その家族がおもに感染した。同時期、イギリス人の旅行者がサウジアラビアに旅行にした際に感染し、帰国後感染者が自国で接触のあった家族の人間に飛び火したことがわかった。
家族のうち一人は現在も治療をつづけているが、ほぼ回復している。もう一人の患者は死亡したと報告された。その他、ヨーロッパではドイツでも感染者が確認された。
新種のウイルスとは
新種のコロナウイルスは、SARSのように猛威をふるう感染力はないが、このウイルスは風邪と同じように、肺に侵入経路を気づくことが可能なため、細胞の中に入り込んで繁殖して感染する。最初の新種のコロナウイルスの発見は、イギリスの病院であり、感染したカタール人からあった。
この人物の話しによると、感染の直前に、彼の家畜である数匹のヤギが病気にかかっていた。動物を介しての人体への感染はルートとして珍しいことではない。
ヤギが感染の媒介になったという可能性も否定できない。また一方の研究でコウモリのウイルスに似ていることからコウモリも感染源として疑われる。

ロイター通信
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