高額療養費の通知書で1/3に間違いが
東京都後期高齢者医療広域連合は、15日に発送された高額療養費の通知書に誤りがあった、と発表した。
発送された通知葉書5万4009通のうち、1万879通で、記載された金額や支給日にまちがいがあった。
1351円の支給について、3兆5100億円と誤記するなど、まちがいの規模は桁外れ。実際には、正しい金額が支給された。
単純なミスだと言うが……
まちがいが発生した理由は、職員の入力ミスだという。パソコンで作成する際、支給額は13桁で入力する必要がある。1351円なら、頭に「0」を9個入力した後、「1351」という数字を入力するわけだが、これを怠ったため、3兆円という金額になった模様。
高額医療費は、個人の医療費負担を一定額に抑えるために設けられた制度だ。1月あたりの上限額と設定された金額を超える分について、世帯単位で計算して支給される。
そもそも13桁の金額はありえないはずだが、なにゆえそのような入力設定にしたのか、疑問が残る。

◆東京都後期高齢者医療広域連合
後期高齢者医療高額療養費支給決定通知書の誤記載についてhttp://www.tokyo-ikiiki.net/topic/data/kougakugokisai_110817.pdf