住まいは今後も保証される?
9月14日、住宅瑕疵担保保険を取り扱う保険法人「たてもの」の業務廃止申請を国土交通省が許可した。
資金繰りが悪化し、保険などの業務を続けていくことが困難になったため、としている。保険の契約は「住宅あんしん保証」が引き継ぐため、加入者は従来通りの保証が受けられる。
近年できた保険だが……
住宅瑕疵担保責任保険は、新築住宅に不備があった場合、この補修などに要する費用を保証する保険。
万が一、施工会社が倒産していた場合なども、この保険があれば費用負担なく、補修が受けられる。
法改正により、2009年10月1日以降に引き渡される新築物件について、住宅供給業者はこの保険に入ることが義務づけられた。
同保険を扱う法人には、「株式会社 住宅あんしん保証」、「財団法人 住宅保証機構」、「株式会社 日本住宅保証検査機構」、「株式会社 ハウスジーメン」、「ハウスプラス住宅保証株式会社」などがある。
今回業務廃止にいたった「たてもの」は最後発だったこともあり、シェアの獲得に苦戦。市場における占有率は0.8%にとどまっていた。

◆住宅産業新聞社
http://www.housenews.jp/?p=4792◆住宅瑕疵担保責任保険協会
http://kashihoken.or.jp/