人気の専門医が治療法を公開
4月15日、株式会社マキノ出版から、心身症や精神病について語った書籍、『「お手玉をする」とうつ、パニック障害が治る』が出版された。
著者の中原和彦医師は、熊本でクリニックを開業。看板もない小さなクリニックながら、評判を聞きつけた患者が、日本中からやってくる、という。
お手玉でうつ病が治るわけは?
お手玉でうつ病が治る、と聞くと、にわかには信じがたい。中原医師によると、「うつ病患者には今がない」そうだ。
過去の苦い記憶を思い出し、暗い未来を思い描くことで、うつは深まっていく。お手玉は、「今」に集中しなければ、続けることができない。単純で集中力を必要とする作業だけに、うつ病治療には最適なのだ。
高齢者のうつ病に最適?
高齢者はうつ病になりやすい層である。脳卒中など、身体的な病気からうつ病を発生するケースに加え、仕事を辞める、伴侶を亡くすなど、喪失感が引き金となることも多い。
治療は一般的に、カウンセリングや薬物治療がメインになる。ただ、一度治っても再発することが多く、対応が難しい病である。
お手玉は高齢者にとって馴染みの深いアイテムといえるだけに、これを利用したうつ病利用は、広く関心を集めている。
本書では、お手玉や呼吸法などを利用して、うつ病を治療する方法が公開されており、「不眠や摂食障害が治った」という患者の手記も掲載されている。
著:ハッピーライフエンド編集長 谷垣吉彦
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「お手玉をする」とうつ、パニック障害が治る
◆ヘルスアートクリニックくまもと◆マキノ出版