世界的にも類をみない、日本の「香り」
6世紀の仏教伝来とともに、「香木を焚く」という行為が伝来して以来、仏教、貴族、武家、庶民と日本人は「香り」を楽しむ習慣を育み、世界的にも類をみない「香り」の文化を作りあげました。
東京・上野の東京藝術大学大学美術館では、日本人と香りの関わりをテーマにした企画展「香り かぐわしき名宝」展を4月7日(木)から5月29日(日)まで好評開催中です。目に見えない「香り」の魅力を五感とイマジネーションで楽しむ展覧会です。
重要文化財「阿弥陀浄土曼荼羅」などを展示
「香り かぐわしき名宝」展では、「香りの日本文化」、「香道と香りの道具」、「絵画の香り」の3つのテーマで構成。「香りの日本文化」では、古代から近代にいたるまで、2章による構成で、日本文化と香りの関わりを考察します。
「香道と香りの道具」では、華道や茶道とともに発展し、今も親しまれる香道の道具類を中心に展示。「絵画の香り」では、江戸時代から近代にかけて“香り”テーマした絵画作品を展示します。重要文化財「阿弥陀浄土曼荼羅」をはじめ、貴重な名品・名宝通して「香り」を全身で感じる展覧会です。
「香り かぐわしき名宝」展
東京藝術大学大学美術館
東京都台東区上野公園12-8
050-5525-2200
開催期間/4月7日(木)~5月29日(日)
開館時間/10:00~17:00
※入館は16:30まで
休館日/月曜日
料金/1300円
「香り かぐわしき名宝」展
http://kaori.exhn.jp/top.html東京藝術大学大学美術館
http://www.geidai.ac.jp/museum/