全国30会場で開催
2011年5月から、シニアを対象とした運転技術の講習会が各地で開かれる。日本自動車工業界が日本自動車連盟(JAF)、全日本交通安全協会と共催するもの。5月15日の広島を皮切りに、2012年3月4日まで、北海道から九州までの全国30会場で開催される。
実際の交通場面を想定したカリキュラム
スクールの目的は安全運転。視野の狭窄や反射神経の鈍化など、加齢とともに起きる身体的な変化や自分の運転特性を再認識することで、安全運転に役立ててもらうための講習である。
動体夜間視力の測定、車の点検・運転姿勢・車の死角確認・エアバッグ作動実験、滑りやすい路面でのブレーキ体験、交差点での安全な右折方法、見通しの悪い交差点の安全な通過方法などがカリキュラムに盛り込まれている。
最新技術も体験できる
安全に関する自動車の技術は年々進歩している。衝突被害軽減ブレーキ、車線維持支援装置、全車速域定速走行・車間距離制御装置など、ドライバーの安全運転を支援する最先端技術を搭載した車両はASVと呼ばれている。
スクールのうち専門コースでは、一般にまだ馴染みの少ないこのASVを体験することもできる。
著:ハッピーライフエンド編集長 谷垣吉彦
◆日本自動車連盟◆全日本交通安全協会