140年前の江戸城を撮影した日本のダヴィンチ・横山松三郎
140年前の江戸城の写真があるってご存じでしょうか?東京都墨田区の江戸東京博物館では、幕末から明治にかけて写真を中心に活躍した「日本のダビンチ」こと、横山松三郎の展覧会「140年前の江戸城を撮った男―横山松三郎展」を1月18日(火)から3月6日(日)まで開催中です。
貴重な「140年前の江戸城」撮影したガラス原板をはじめ、幕末から明治、江戸から東京へと移り変わる激動の時代を写した、横山松三郎の全容をはじめて公開する展覧会です。
重要文化財「旧江戸城写真ガラス原板」など貴重な資料を展示
択捉島(えとろふ)出身の横山松三郎は、幕末期に到来した写真に興味を抱き、独力で技術を習得し、上野池之端に写真館「通天樓」を開き、多くの歴史的な写真を撮影します。また、石版や油彩画など西洋から伝来した芸術表現も積極的に取り入れるなど、現代の「メディア・アーティスト」にも通じる活動をしました。
この展覧会では、140年前の江戸城を撮影したとされる重要文化財「旧江戸城写真ガラス原板」や、非常に珍しい「壬申検査関係ステレオ写真ガラス原板」など貴重な資料を展示。近代の幕開けを生きた「日本のダビンチ」のすべてに迫ります。
「140年前の江戸城を撮った男―横山松三郎展」
江戸東京博物館 常設展示室5階
東京都墨田区横網1-4-1
03-3626-9974(代表)
開催期間/1月18日(火)~3月06日(日)
開館時間/9:30~17:30(土曜日は19:30まで)
※入館は閉館の30分前まで
料金/600円
「140年前の江戸城を撮った男―横山松三郎展」江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/project/index.html