アメリカFoxNewsが、近年利用者が増加しているオンライン診察について報じている。
待ち時間なし!オンライン診察
買い物やネットバンキングなど何でもWeb上でできる昨今、医療的なアドバイスをネットから得る人々も増え続けている。調査会社「Manhattan Research」が行った最近の調査によると、アメリカ人の68%が健康に関する情報をインターネットから得ており、内科医の42%が、患者とオンラインで症状について話をしているという。かかりつけ医とメールで連絡を取り合っている人は、実に900万人にものぼる。
このようなオンラインでの診察は「E-visits」と呼ばれ、アメリカの大手保険会社では、病院へ直接訪れる通常の診察と同様、E-visitsも保険金支払いの対象としている。さらに、患者と医師のコミュニケーションをサポートするため、独自のポータルサイトを運営している保険会社もある。
オンライン診察は、患者の無駄な待ち時間を減らすことができるだけではない。“追加の処方箋が欲しい”“検査結果が欲しい”といった、診療を伴わないちょっとしたリクエストに応じるには非常に便利な手段なのだ。
しかし、症状が重篤な場合や緊急事態にはオンライン診察はそぐわないため、E-visitsは対面診察の代用法とはなり得ないと主張する医師もいる。たとえ深刻な事態でなくとも、患者が抱える不安を感じ取り、それを取り除くことはオンラインでは無理と考える医師は多い。オンライン診察の未来は、果たして…。

FOX NEWS.com
http://liveshots.blogs.foxnews.com/2010/08/14/online-medical-care/