農林水産省は、「環境保全型農業の取り組みの効果を計る」と題した第3回のシンポジウムを、9月3日に東京で開催する。「農業に有用な生物多様性の指標及び評価手法の開発」プロジェクトの研究成果や活用事例を紹介するもの。
健全で良質な食料の安定供給を求める消費者の期待に応えるため、環境保全型農業やIPM (総合的病害虫・雑草管理) をはじめとする生物多様性を重視した取り組みが行われているが、これら施策を効率的に推進するには、施策の効果を定量的に把握できる科学的根拠に基づいた指標を開発する必要があるという。
調査で選抜された指標候補種とその活用方策を紹介
そこで同省は、農法・農業技術等の効果を現場レベルで容易に調査・評価できる「指標」と「評価手法」を開発するための研究プロジェクトを、平成20年度より実施してきている。
今回のシンポジウムは、これまで2年間の調査研究を踏まえて選抜された指標候補種を紹介し、指標種を開発することの意義および農業現場におけるそれらの具体的活用方策等を提示することで、参加者との議論・意見交換を通じ研究成果の普及・発展を図りたいとしている。
<開催概要>
日 時:9月3日(金)13:30-17:00
場 所:ベルサール飯田橋ファースト
(文京区後楽2-6-1 ファーストタワーB1)
参加費:無料
参加方法など:下記リンク参照
案内チラシ
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/sympo/h22/20100903.pdf案内・申込書
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/sympo/h22/20100903.html