見知らぬ相手に個人情報をSNS上で公開
米マカフィーが、アメリカにおけるティーンエイジャーのオンライン活動に関するレポート「親の知らない子供のオンライン生活」(“The Secret Online Lives of Teens”)を発表した。
調査期間は、5月4日~5月17日。アメリカ国内に住む13~17歳の子供955人を対象に実施した。
まず、アメリカの青少年は、見知らぬ人に対して必要以上の情報を提供していることが明らかに。13~17歳の子供69%が、所在地などをソーシャルネットワーキングサイト(SNS)上で公開、更新しているといい、さらに28%が、オフラインの世界で顔見知りでない人とチャットしているという。
ほかにも、43%が名前、24%がメールアドレス、18%が自分の写真、12%が携帯電話番号を公開しているとのこと。
アメリカにも存在する「ネットいじめ」
一方、女子は男子よりもオフラインの世界で顔見知りでない人とオンラインでチャットする傾向が高く、男子24%に対して女子32%だった。
さらに、10代の青少年約50%が「ネットいじめ」を受けた場合の対処を把握しておらず、匿名メールの送信、オンラインでのうわさの流布、無許可での個人情報の転送、意地悪な情報、人を傷つける情報などを故意にオンライン投稿するなど、オンラインでこれらを投稿する人物を10代青少年の3人に1人が知っているという。
また、親に自分の行動を隠す傾向も顕著で、5人に2人(42%)ほどがオンラインで何をしているか親に伝えずに「親が見ているとわかった時はオンラインでの行動を変える」(36%)と回答したり、38%が親が部屋に入ってきたときにブラウザを閉じたり最小化したりする、32%がコンピュータを使った際にブラウザの履歴を消去しているとのことだ。
■
The Secret Online Lives of Teens | McAfee 【PDF】