「北蔵」活用法を民間応募から選定
栃木市は、蔵の街大通りにある「北蔵」の活用法を民間から公募していたが、4日、
小山高等専門学校と茶販売業・小井沼が共同提案した「とちぎ歴史文化まちづくりセンター」構想を採用すると発表した。
「まちづくり団体の交流拠点」などをテーマに掲げた施設構想で、具体的な計画を詰めていき、秋にもオープンする予定だ。
北蔵は、市が中心市街地に整備を進めている「倭町小江戸ひろば」(仮称)の北側にあり、国登録有形文化財の見世蔵や土蔵などがある歴史的建造物。
市では本年度、市街地の伝統的建造物群保存地区指定を目指して北蔵を賃貸取得した。この活用法をプロポーザル方式で公募したところ、5件の企画・提案が寄せられていた。
高専のノウハウを生かしてまちづくり
小山高専は見世蔵を中心にイベント情報などを発信する「まちづくりひろば」や地域交流連携拠点、公開講座などに使う教室運営を提案。「市のまちづくり計画に、うちのノウハウを生かすことができれば。ロボットの展示も検討していきたい」としている。