中小企業とデザイン系大学のマッチングで
東京都は、4月2日までとして、中小企業と学生デザイナーが商品を共同開発する「
産学連携デザイン開発プロジェクト」の参加企業募集を始めた。
同プロジェクトは、自社の新商品を開発したい中小企業とデザイン系大学が互いの技術や発想を活かし、共同で新たな商品アイデアを創造し、付加価値の高い製品作りを支援する産学連携プロジェクトである。
2009年度は22社がマッチング会に参加し、現在12社が学生との共同開発に取り組んでいる。堀口硝子(東京都江東区)と首都大学東京システムデザイン学部が連携し「江戸切子を用いた金メダル(写真)」を開発するなど成果も出はじめた。
大学は、今まで東京芸術大学や芝浦工業大学など9校が参加している。
都内の中小企業で商品企画を求めるなら…
対象は、都内に主たる事業所がある中小企業で、自社の技術・製品をもとに将来的に新しい分野等に進出するための商品企画を行いたい企業とし、たとえば以下という。
<例>
・将来的に新しい分野に進出したい。そのための商品企画を
行いたい。
・これまで下請で部品を製造してきたが、自社の技術を活かし、
エンドユーザー向けの製品を作りたい。
・既存商品と全く異なる、斬新で面白い商品を作りたい。
など
4月後半に中小企業と大学のマッチング会を開き組み合わせを決め、各大学の教員が学生を指導するとともに、東京都中小企業振興公社のコーディネーターが開発や販路開拓で中小企業を支援するという。
「産学連携デザイン開発プロジェクト」申込は
こちらから平成21年度に実施したプロジェクトの様子は、
こちら