震
災資料保管庫(神戸市東灘区)をリニューアルオープン
阪神高速道路(大阪市)は18日、1995年の阪神大震災で倒壊した高速道路の橋脚や橋げたなどを保存する震災資料保管庫(神戸市東灘区)をリニューアルオープンした。これまで行政関係者や技術者らをはじめ、防災学習の際には公開してきたが、来年1月で震災から15年となることから、子供たちにも分かりやすい展示パネルなどを設置し、一般公開することにしたという。
当時の状況や道路の損傷メカニズムをわかりやすく
震災では同市や兵庫県西宮市で阪神高速道路が崩壊し、16人が巻き添えとなり死亡した。同社は99年10月に同保管庫をつくり、解体した橋脚や橋げたなど34点を保存してきたが、今回、当時の状況や道路の損傷メカニズムを分かりやすく説明したパネルや模型などを新たに設置した。
被災経験を風化させることなく、後世に語り継ぐ
同社広報グループは「震災を知らない世代が増える中、被災経験を風化させることなく、後世に語り継ぐ責任がある」としている。開館日は原則毎月第1、第3水曜日で、来年1月は震災の日の17日のみ開館する。事前に同社のホームページから予約する必要がある。
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