レトロな列車にゆられて婚活
三陸鉄道は今月23日に、イベント列車「三鉄恋レール」を運行する。走行区間は同鉄道南リアス線で、釜石—盛駅間の往復。結婚相手を探している男女を応援しようという粋なはからいだ。
女性の多くは旅行好き。ましてこのようなイベントに申し込む人は尚更。普段は、鉄道オタクといわれるような人の知識が最大限に活かされ、さながら、スキー場のスキーヤーが輝いて見えるように、きっと女性のココロを多少なりともつかむことだろう。
12のボックス席にすわる女性を男性が訪ねる
婚活列車は、午後2時に釜石駅を出発。車内に12あるボックス席に女性が1人ずつ座り、男性が1駅ごとに席を移動しながらコミュニケーションをはかるというもの。
通常運行では2時間弱で往復できる所を、なんと!スピードを落として2時間半をかけてゆっくりと往復するというから気が利いている。車窓を流れる風景を眺め、軽食とワインを味わいながら、途中の恋し浜駅では、参加者がホタテの貝殻に願いを書き、駅待合室に飾り付けて恋愛成就を祈願するというなかなかのシナリオ。
釜石駅の駅長のいうように「ホタテの絵馬に願いを書いた参加者同士がカップルになれば、ロマンチックな話」になる。
対象 20歳以上の未婚者
定員 男性18人、女性12人
参加費: 男性 3000円
女性 2000円
募集締切 1月15日
申し込み 釜石駅 電話0193(22)1616
三陸鉄道