ノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生
岩手県が、滝沢市内の介護老人保健施設においてノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと、1月31日に発表した。
滝沢市内の介護老人保健施設の利用者と園児が、おう吐や下痢、発熱などの症状を呈している旨、1月24日に同施設から県央保健所へ連絡が入り、同日から同保健所が調査を開始。その結果、1月20日から1月29日にかけて、利用者26人と職員9人の合計35人におう吐や下痢などの症状があったことを確認した。
医療機関で有症者のふん便検査を実施
医療機関で行った有症者のふん便検査から、ノロウイルスが検出されたことが分かったものの、県央保健所が行った調査結果から、同施設の食事を原因とする食中毒は否定。同施設に対しては同保健所が、手洗いや消毒方法などの二次感染対策について指導を行った。
また、二戸市内の認定こども園でも園児が、おう吐や下痢、発熱などの症状を呈している旨、1月26日に同施設から二戸保健所へ連絡が入り、同日から同保健所が調査を開始。その結果、1月25日から1月27日にかけて、園児28人におう吐や下痢などの症状があったことを確認している。
なお、滝沢市内の介護老人保健施設、同園ともに重症者はなく、全員が回復傾向にあることも明らかにされた。
(画像はunsplashより)
岩手県 プレスリリース
https://www.pref.iwate.jp/