▼ニュースのポイント
①サッポロビールと日本アイ・ビー・エムは、サッポロビールの開発システムに「N-Wing★」を今月から本格実装させる。
②このソリューションは、栓を開けたらそのまま飲める低アルコールドリンクであるRTDの商品開発AIシステム。
③N-Wing★は、開発したい新商品のコンセプトや情報を入力すれば、すぐに推奨配合や水晶香料を出力してくれる。
新ソリューションを活用し、新商品の開発を目指す
11月28日、サッポロビールと日本アイ・ビー・エムは、サッポロビールの開発システムに「N-Wing★」を今月から本格実装させることを発表した。
このN-Wing★は、栓を開けたらそのまま飲める低アルコールドリンクであるRTDの商品開発AIシステムだ。
サッポロビールは、来年の夏以降にRTDの基軸ブランドにおいて新商品の開発を目指している。
人間では思いつかないような配合を創出することも
これまで、サッポロビールではRTDの新商品を開発する際、サプライヤーから寄せられた原料情報を基に、過去のレシピや長年開発に携わっている開発者からの情報を参考にして、何度も試行錯誤を繰り返して新商品を生み出してきた。
この過程には、多くの時間や労力が必要である。
今回本格実装されたN-Wing★は、これまでに商品化してきた配合や原料情報を含むレシピを学習しており、開発したい新商品のコンセプトや情報を入力すれば、すぐに推奨配合や水晶香料を出力してくれる。
開発担当者は、この出力されたレシピを参考に試作品を開発するのである。
このソリューションが提示するレシピは、人間では思いつかないような配合を創出することが確認されており、新しい原料や情報を学習させ続けることで、レシピ配合の予測精度がさらに向上するのではないかと期待されている。
(画像はプレスリリースより)
サッポロビール プレスリリース
https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000015434/▼会社概要
ビールや発泡酒、新ジャンル、ワインや焼酎などの製造から販売、洋酒の販売などを手掛ける企業。
会社名:サッポロビール株式会社
代表:野瀬 裕之
所在地:東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号