6月より実証実験開始
株式会社Rehab for JAPANは6月3日、オンライン介護「リハブオンライン(Rehab Online)プロジェクト」を始動したことを発表した。2020年6月よりデイサービス事業者との実証実験を開始する。
「リハブオンラインプロジェクト」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景にうまれた。
続く自粛時間の中、デイサービスを利用していた高齢者はこれまでデイサービスで行えていた「コミュニケーション」や「運動・リハビリ」が行えない状態が続いている。
同社はオンラインを通じたコミュニケーションでこれらを提供できないかと考え、プロジェクトを始動。
今後、将来的にはオンライン介護の実現を見据えて取り組んでいくとのこと。
家族とともに
株式会社Rehab for JAPANが実施しているオンライン介護の実証実験は、千葉県佐倉市にあるカルチャー型デイサービスセンターサロン de Dayと共に行っている。
対象となる高齢者およびその家族にはタブレットを貸与し、自宅にはネット環境を整えてデイサービス事業所および同社の担当者から使用方法を説明。
利用方法を理解してもらったうえで、専用のWeb会議システムを通じてデイサービススタッフとコミュニケーションをとり、高齢者の「体調などの状態確認」や「介護リハビリ(運動指導)」を実施できるかを検証していく。
同社では高齢者の社会参加や他者との対話が減少したことにより、認知症やうつ病になるリスク、また運動不足により身体機能・生活機能低下リスクがうまれていることをあげ、今後、実際にやりとりを行っていき、6月中旬をめどに実証実験の報告を行いたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社Rehab for JAPANプレスリリース
https://www.value-press.com/pressrelease/244756